おもいでタイムトラベル「生まれ変わる廃校」

廃校

こんにちは!インターン生の西村です!

突然ですが、みなさんには「母校」はありますか?
「あるに決まっているだろ」と多くの方は思われたと思います。
しかし中には「通っていた中学校が閉校になった……」というような理由で
母校がない方もいるのではないでしょうか。

かくいう私もその1人。

数年前、実家に帰省した際に
「通っていた小学校は休校」「高校は統廃合された」
ということを知りました。
それを知った私は「思い出が1つ消えてしまった」と言う
もの寂しさと喪失感を感じました。

 

意外と知られていない
日本各地で発生している廃校

皆さんは毎年どれくらいの学校が廃校されているか
ご存知でしょうか?なんと400〜500校!
凄く多くないですか!!
全国にある廃校した学校数はなんと5801校も。
これは少子高齢化と地方の過疎化が大きな原因となっているようです。

 

廃校になった
学校ってどうなるの?

学校

そこで1つ気になる事が…学校が無くなっても建物自体は残りますよね。
では廃校になった後の校舎はどうなるのでしょうか?

調べてみると、廃校した後も[約9割]もの校舎が取り壊しされずに、
そのまま残っているそうです。

その中で引き続き活用されているものは[約7割]
学校施設、社会体育施設、福祉施設、医療施設等などで利用されています。

興味が湧いたので、更に色々調べていくと…
廃校再利用を推進している「みんなの廃校プロジェクト」と言う取り組みを知りました!

 

廃校利用推進!
「みんなの廃校プロジェクト」とは?

黒板
「みんなの廃校プロジェクト」とは、
2010年文部科学省が立ち上げた廃校舎の有効活用を目指したプロジェクトです。

活動内容は、未活用の廃校施設塔等の情報を「活用用途募集廃校施設」として公表、
行政の広いネットワークを活かして『廃校舎を活用してほしい地方公共団体』と
『廃校舎を利用したい企業』とのマッチングを行っています。

この取り組みは地方公共団体が行政に働きかける事で始まった取り組みですが、
私はその根底には卒業生や地域住民の「思い出を残したい」という
強い気持ちがこの取り組みを推進しているのだと感じました。

なぜなら学校と言うのは特別な存在であり、
その象徴である校舎はたくさんの人の想いや
思い出が詰まった大切な建物に他ならないからです。

そんな大切な建物を何とか残したい!
と言う考え行動が生まれたのは自然な流れでしょう。

 

生まれ変わった
廃校舎たちをご紹介

廃校利用
せっかくなので「みんなの廃校プロジェクト」の
廃校舎の活用事例を3件ご紹介します。

どの取り組みも地域のコミュニティの場として
重要な役割を担っており、地域交流や観光施設として活躍していま!

【その1】
廃校が芸術の発信地に

京都市にあった「明倫小学校」
平成5年に過疎化による人口減少の為に廃校となりました。
現在は大学生が多いと言う地域性をいかし「京都芸術センター」に生まれ変わっています。
こちらでは、日々様々な展覧会や舞台公演が催され、芸術家の発掘・制作の場となっています。

 

【その2】
豊かな自然を生かしたアウトドア宿泊施設

高知県の西土佐村にあった「中半小学校」は、
平成10年に過疎化による人口減少で廃校となりました。
現在は、アウトドアレジャーが楽しめる宿泊施設
「西土佐環境・文化センター 四万十楽舎」として生まれ変わっています。
四万十川の豊かな自然の中でカヌーやシュノーケリング、釣りなどができ人気の宿泊施設となっています。

 

【その3】
毎年100万人以上が訪れる人気の観光施設

兵庫県にあった「旧北野小学校」は、
平成7年に人口減少と阪神大震災の影響で廃校となりました。

現在では、体験型の工房型の観光施設「北野工房のまち」として生まれ変わっています。

レトロモダンな校舎をリノベーションした施設内には、
20以上の店舗がありお買い物や体験教室を楽しむことができます。
廃校活用の成功例としてメディアからも注目を浴び、
年間来館者3年連続100万人突破(平成29年)する人気施設です。

これらを含め様々な活用が進んでいる廃校活用ですが、
施設の老朽化や十分な採算がとれない等の理由から、
まだ3割の校舎が放置されていると言う課題もあるそうです。

 

今回の「廃校」という
テーマを通じて

今回の取材から、
「みんなの廃校プロジェクト」取り組みを知り、
とっても素晴らしい活動だなと感じました。

またなぜこのような取り組みが生まれたのかを考えると、
そこには人々の「思い出を残したい」という想い、
そして誰もが心惹かれるノスタルジックな学校校舎の
魅力があるからではないかと感慨深かったです。

何故か懐かしい気がする。
そんな人間特有の感覚は、脈々と受け継がれてきた
昔の「思い出」からくるのでしょう。

みなさんも、地元の母校について
一度見に行ってはいかがでしょうか?

夢ふぉとスタッフ