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おもいでメシ「ずし」

おじや

こんにちは、インターンの藪下です。
皆さんは絶対に忘れたくない味がありますか?
今回は私の思い出の味について紹介したいと思います。

忘れられない
あの祖母の味

「なおちゃーん、『ずし』ができたばい。食べんねー!」

私はよく風邪をひくのですが、その度に祖母が『ずし』を作っては看病してくれました。
祖父を見事に尻に敷き、誰に対してもはっきりとした物言いをする祖母。
しかし家族想いでよく笑う祖母。
祖母の優しさが詰まっているような温かい『ずし』は、私の大好きな一品です。

 

『ずし』って
一体なに……?

『ずし』とは何のことかと思う人がほとんどでしょう。
それもそのはず。『ずし』という言葉を辞書で検索しても出てきません。
祖母に聞くと、この言葉は地元熊本の方言のようなものらしいです。

お米を出汁で味付けしたもの……つまり雑炊・おじやのことを言います。
地域によって雑炊とおじやの区別の方法は異なるようですが
調理方法としてはおじやの方が近いと思います。
ご飯の残りに具を入れ、汁気がなくなるほど煮込んで味を付けたもの。
それが『ずし』です!

祖母は醤油と卵で味付けをしてくれていました。
風邪で食欲がなくても、『ずし』だったらどんぶり何杯分でも食べることができるくらい大好きでした。
好きすぎて、元気な時でもねだって作ってもらっていたくらいです。
そのせいか、この料理を作るととても懐かしくなります。
家族の元を離れ、一人大阪で暮らすことが決まったとき、私は真っ先に『ずし』の作り方を伝授してもらいました!
料理嫌いな私が、それまで祖母に教えてもらったどんな料理よりも真剣に覚えた記憶があります。

思い出のレシピを
大公開!

祖母に教えてもらった『ずし』の作り方を紹介したいと思います。
用意するものはこちら
・ごはん……茶碗一杯
・卵……1個
・ニラ……適量
・醤油……大さじ1
・出汁……小さじ2
基本的には全て「適量」の祖母の料理ですので、出汁を増やしても、醤油を増やしても美味しくは作れます(笑)

さっそく作っていきましょう!

まず鍋にごはんを入れ、
それがひたひたになる位の水を入れ、出汁も投入します。
ずしの作り方


 焦げ付かないようかき混ぜながら、弱火でコトコト煮込んでいきます。
ずしの作り方2

 煮立ってきたら醤油を回し入れ、汁気がなくなった所で卵をかけます。
ずしの作り方3
ずしの作り方4

 最後にニラを入れ、器に盛って完成です。

ずしの作り方5

水を多めに入れるとごはんが柔らかくなり、少ないと固めに仕上がります。
祖母の『ずし』は風邪でも喉を通りやすいように柔らかめに作っていました。

この料理、ご覧の通り非常に簡単に作ることができて、その上時間もかかりません。
ごはんさえあれば、大体10分程度でできてしまいます。

そんな手軽に作れる料理だからこそ、突然風邪を引くことが多かった私に作ってくれていたのでしょうね。

思い出す
祖母のやさしさ

「体調はどうかい?」
「みかん食べるかい?」
「晩御飯は、なおちゃんが好きなもの作ってあげようね」

家族が仕事に行っている間の、祖母と二人きりの時間は私の宝物でした。

『ずし』を作っていると、祖母とのそんな優しい時間を思い出します。

先日、久しぶりに祖母に電話をかけました。
滅多に実家に帰らず、連絡もしない私からの珍しい電話に祖母は驚いているようでした。
風邪は引いていないか。ご飯は食べているか。次はいつ帰るのか。
次々と変わる話題に、私を心配してくれている気持ちが見えて嬉しくなりました。
同時に、祖母へ電話の一本も入れることがなかったことを後悔したので、
今度帰省した際はたくさん話をしようと思います。

 

寒い日が続きますが、温かい『ずし』に祖母のぬくもりを
感じながら冬を過ごしたいです。

みなさんもぜひ一度つくってみてください(*^^*)

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